2011年4月28日木曜日

ePub 2.0 ことはじめ (4) Makefile を作る

の続きです。

ePub の中身 (XHTML) をいじれる様になりました。これからどんどん編集することでしょう。するとそのたびに ePub ドキュメントを作り直さなくてはなりません。具体的には、zip コマンドを何度も打ちます。これから、ePub をいじりたおすことを考えると頭が痛くなりますね。

ePub 作成の自動化

Makefile を使って ePub 作成の自動化を行ないます。Makefile は、「シンプルな ePub を作る」で紹介した zip コマンドを自動実行します。やり方は簡単。コマンドラインに以下のコマンドを打ちこむだけです。

$ make

古い ePub ドキュメントが削除されて、zip コマンドが実行され、一つ上のディレクトリー (フォルダー) に epub-first-step.epub が出来上がります。

Makefile

次の内容を Makefie というファイル名で mimetype ファイルと同じ所に置きます。

DOC = epub-first-step
all: epub

ZIP = zip
epub: clean ../$(DOC).epub

../$(DOC).epub:
 $(ZIP) -0 $@ mimetype
 $(ZIP) -r $@ * -x mimetype -x Makefile

#
# clean
#
RM = rm -f
clean:
 $(RM) ../$(DOC).epub
 $(RM) *~
 $(RM) OEBPS/*~

このコードをコピーする時に、DOC の値 (赤字で書かれた epub-first-step の部分) を貴方の ePub ファイル名に修正することを忘れないで下さい。

おわりに

この Makefile は ePub 初心者な私が作った、まだ未熟なものです。この先、ePub が複雑になれば Makefile も修正されるかもしれません。

Makefile (及び epub-first-step の全てのソース) は GitHub に置いてあるので、時々そちらもご覧になって下さい。

次回は、目次の作成を行ないます (え、もう第一回で作っちゃったって? ううん、少しだけ詳しく書きます)。

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