2011年4月19日火曜日

GitHub 最初の設定 — ssh 鍵の登録

の続きです。先のエントリーで、GitHub にアカウントを作成しました。

本エントリーでは、GitHub にリポジトリーを作ります。そのためには ssh の公開鍵の登録が必要です。まずは ssh の公開鍵を作り、続いてリポジトリーを作ってみます。尚、本エントリーでは git コマンドは知っているものとして話を進めます。

ssh 公開鍵の作成

ssh-keygen コマンドを使って、ssh の鍵を作ります。

$ ssh-keygen -t rsa -C "epub@akaato.com" -f ~/.ssh/id_epub
Generating public/private rsa key pair.
Enter passphrase (empty for no passphrase): 
Enter same passphrase again: 

パスフレーズ (ssh 鍵用のパスワードみたいなものです) を聞かれるので、入力します。

次の様な出力が出れば成功です。

Your identification has been saved in /home/masayuki/.ssh/id_epub.
Your public key has been saved in /home/masayuki/.ssh/id_epub.pub.
The key fingerprint is:
14:de:e0:46:aa:ae:68:38:40:a4:bd:06:58:d6:a5:d0 epub@akaato.com
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
|  .o .. +        |
| .o.E. = +       |
|++  . . = .      |
|+..  . o         |
|.. ..   S        |
|. o.             |
|o.  .            |
|oo .             |
|o..              |
+-----------------+

ssh の秘密鍵が ~/.ssh/id_epub に、公開鍵が ~/.ssh/id_epub.pub に保存されました。

GitHub に ssh の公開鍵を登録する

GitHub にログインして、「アカウントの設定」をクリックします。「SSH公開鍵」というタブがありますから、それをクリックします。

「別の公開鍵の追加」をクリックします。タイトルとキーの入力画面が現れます。公開鍵には適当に名前を付けます。私は Linux の公開鍵を登録したので、「linux」というタイトルを付けました。「キー」には公開鍵を入力します。公開鍵は id.pub という名前で保存されています。今回、私は「~/.ssh/id_epub.pub」という公開鍵ファイルを作りました。このファイルを開いて、中身を全部コピーします。最後に「キーの追加」をクリックします。

下のスクリーン・ショットの様になれば、OK です。GitHub に ssh の公開鍵の登録が終了しました。

リポジトリーを作る

GitHub のトップページに戻って、「新しいリポジトリ」をクリックします。

「プロジェクト名」を入力します。ここでは、「epub-first-step」としましょう。「説明」や「ホームページ」は適当に入力します。入力を終えたら、「リポジトリを作る」をクリックします。これで、リポジトリーが作成されました。

続いて、リポジトリの使い方や初期設定の説明が現れます。その通りにやれば、よいです。

私の場合、変則的ですが次の様にコマンドを入力しました。

~/epub $ mkdir epub-first-step
~/epub $ cd epub-first-step/
~/epub/epub-first-step $ git init
Initialized empty Git repository in /home/akaato/epub/epub-first-step/.git/
~/epub/epub-first-step $ git config user.name "Ato Aka"
~/epub/epub-first-step $ git config user.email epub@akaato.com
~/epub/epub-first-step $ git remote add origin git@github.com:akaato/epub-first-step.git

初期設定はこれでお終いです。git の初期化、ユーザ名・メアドの登録、GitHub の URL 登録をしています。

さあ、実際に GitHub にファイルをアップしてみましょう (これを push と呼びます)。

~/epub/epub-first-step $ touch README.textile
~/epub/epub-first-step $ git add README.textile 
~/epub/epub-first-step $ git commit -m 'first commit'
[master (root-commit)]: created aeef1f3: "first commit"
 0 files changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
 create mode 100644 README.textile
~/epub/epub-first-step $ git push origin master
Counting objects: 3, done.
Writing objects: 100% (3/3), 207 bytes, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To git@github.com:akaato/epub-first-step.git
 * [new branch]      master -> master

README.textile という空ファイルを作り、git の管理下に置きました。これを origin の master ブランチに push します。origin は GitHub の URL の別名です (先の設定で git add remote コマンドを使って設定しましたね)。

さあ、画面を更新してみましょう。

README.textile ファイルが追加されているのが見てとれます。成功です。リポジトリーを作って、そこにファイルをアップすることができました。

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